極限状態での人間の心理とか行動が描かれたものが好きです。わずかな時間で重大な決断をしなければならない時の迷いとか後悔とか、二者択一で切り捨てなければならないときの苦渋とか。。生と死はほんの隣り合わせで(それを隔てているのはほんの小さなラッキーだったり)あって、それでいて両者の違いは天と地だということを思い知らされます。 私が読んだBEST3は 「空と山のあいだ」田澤拓也 「八甲田山死の彷徨」新田次郎 「聖職の碑」新田次郎 いずれも実話です。ヒマラヤとかアルプスとか登山家でなければ登れないメジャーな山ではなく日本の、それも季節がよければ誰でも歩けるような山です。だからよけいに、死と直面しながら「生」に懸命に手を伸ばす人々の姿が胸を打つのかもしれません。 ほかに 「アイガーサンクション」 「アイガー北壁/気象遭難」新田次郎 「いまだ下山せず」泉康子 こちらは遭難者の帰りを待つ人々の話です 「北壁の死闘」ボブ・ラングレー 2005.2.3
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